歯が黒くなる原因とは?
こんにちは歯科衛生士の須貝です🍀
新年あけましておめでとうございます✨
本年もよろしくお願いいたします🐯🌅
今回のテーマは
『歯が黒くなる原因』です。
原因と対処法をお話しいたします💫
皆さんは
歯をふと見たとき、
茶、黒色になっている箇所はありませんか?
単なる着色かな?
と思う方もいらっしゃると思います。
で・す・が
虫歯の可能性があります😱
最初は着色のように見えますが、
少しずつ汚れがたまり
歯の内側で進行している可能性もあります😢
[虫歯ができるまで]
虫歯は少しずつ内部で広がっていきます。
1.プラーク(=歯垢)を作る・増殖
唾液中の糖分が歯の表面に付着します。
虫歯菌が糖分をエサにし、
ネバネバとしたプラークを歯の表面に作り、
増殖します。
2.歯を溶かす
増えたミュータンス菌は
さらに糖分を取り込み酸を作り出します。
3.虫歯になる
酸によりゆっくり時間をかけて
歯の内部で広がります。
進行すると、
歯の変色、欠け、穴があいてしまう事もあります。
[虫歯の原因]
毎日のブラッシングはもちろん重要ですが、
他にも虫歯になる原因があります😢
1.歯の質
・歯がもともと虫歯菌に強いのか
・歯の形態
(歯の溝・歯並び)
・フッ素使用の有無
・唾液の分泌量
(唾液が分泌されることにより、歯の表面の汚れを落としてくれます。また歯の保湿をしてくれます。)
・唾液緩衝能
(脱灰し溶けた歯の表面を再石灰化し、硬くしてくれます)
2.糖分
・虫歯菌の餌となる糖類
3.菌
・虫歯の原因菌(ミュータンス連鎖菌)の数
・乳酸桿菌の数
この3つの要素が重なり、
さ・ら・に
4.『時間』
・プラークが歯の表面についている時間
・歯が虫歯環境に置かれた時間
この4つの条件が重なったときに
虫歯が進行してしまいます。
[予防方法]
虫歯予防をすることにより
進行を遅らせることができます🧚♂️✨
1.毎日の歯磨き
毎日の歯磨きにより予防できます✨
虫歯ができやすい箇所は
・歯と歯の間
・噛む面
・歯頸部(歯と歯茎の境目)
と言われております。
細かいところや、歯と歯の間は
歯ブラシだけでは
磨けていない可能性があります😢
フロス・タフトブラシ・歯間ブラシ
を使うことにより、
細かい部分や歯と歯の間のプラークも落とすことができます。
※毛先が広がったままのブラシを
使い続けると
広がっている部分が歯に当たらず、
汚れが落ちづらくなっている可能性があります。
衛生的にお使いいただくため、
1ヶ月に1回は交換しましょう😉✨
2.飲食回数
・食事の時間帯と回数
・規則正しい食習慣
普段お口の中は中性に保たれていますが、
糖分を含む食べ物や飲み物が
お口の中に入ると酸性に傾き、
虫歯が発生しやすくなります。
酸性に傾いたお口の中は
唾液の働きにより
30分〜1時間程度で
中性の状態に戻ります。
ダラダラ食べや、
糖分が含まれた食べ物・飲料水などを
頻回に飲み続けてると
お口の中がずっと酸性に傾いてしまい、
歯の表面が溶けやすい環境が
長時間になるため、
再石灰化が難しくなり、
虫歯になりやすくなってしまいます😢
規則正しい食生活をしていれば
歯の表面は一時的に脱灰しますが、
唾液の力により再石灰化してくれるため、
虫歯になりにくいと言われています。
3.フッ素
フッ素の効果とは・・・
・歯質強化
・細菌活動の抑制
・再石灰化促進
歯に良いことづくしなのです⭐️
歯磨剤を選ぶ際は
フッ素配合と記載されているものを選び
毎日使用することをお勧めします。
さ・ら・に
歯科医院での高濃度フッ素塗布により
効果アップ⤴️✨
4.キシリトール
食後にキシリトールを摂取することにより、
虫歯の原因となる酸を
作り出さないように働きかけてくれます。
さ・ら・に
キシリトールを摂取し続けることにより、
虫歯菌は活動力を失っていきます。
当医院では
キシリトール配合の
ガム・タブレット・チョコ(冬季限定❄️)
取り扱っております😉🍫
5.歯科医院による定期的なチェック
歯の状態は人によって異なるので、
何もなくても歯科医院による
定期的な検診をおすすめしております。
気になる方は歯科医院の受診をおすすめいたします🍀