被せ物って何がいいの？

被せ物って何がいいの？

2025年3月17日

こんにちは

歯科衛生士の須貝です🔆

 

今回は、白い被せ物の種類が多い今

皆さんに今後のことを考えた正しい選択をしていただきたく、メリットデメリットをお話しいたします。また、治療中に驚きの発見💡があったため皆さんにお話しいたします。

 

 

○保険でも被せることができる白い被せ物/土台

 

メタルセラミック(小さい虫歯処置では適応となりません)

金属の土台

 

○自費治療となる白い被せ物/白い土台

 

ハイブリットセラミック

オールジルコニア

レジンコア

 

 

ある患者さんの虫歯治療を行なっていた際、その患者さんのお口の中には金属の土台、金属の被せ物、違う歯にはレジンの土台、金属の被せ物がしてありました。

 

それぞれ古い被せ物を削り虫歯の範囲を確認しました。

 

金属の土台の歯は接着している歯の根まで虫歯が進行していました👿

レジンを使用した土台はしっかりとしていて虫歯の進行は少しでした🤏

 

この差は金属が唾液により腐食すること、セメントの劣化が原因と見られます。

 

 

○ハイブリットセラミック

 

ハイブリットセラミックはジルコニアと比べると低価格なため選択する方も多いかと思います🤔

 

ですが、食いしばりが強い方はやはり割れてしまう可能性が高くあまりお勧めできません。

ハイブリットセラミックはジルコニアとプラスチックの混合のためお弁当箱などと一緒で着色しやすく、変色をしやすく、汚れもつきやすいため虫歯になる可能性があります。

 

○金属の被せ物や土台

 

金属はしなり耐久性も高いと言われていますが、一方でお口の中の環境が酸性に傾くと少しずつ腐食していきます。わかりやすく言うと錆びてきます。錆びた表面はザラザラとなり汚れがつきやすくなるため虫歯も進行することがわかります。

また、金属は唾液により金属イオン成分が体内に吸収され、アレルギーを起こす可能性があります。

 

○ジルコニア

 

ジルコニアは強度が高く割れづらく耐久性があります。稀なケースではありますが、食いしばりなどで過度な力が加わってしまうと割れてしまう心配があります。

陶器と同じく表面はツルッとしているため汚れがつきづらく、落としやすいことが特徴です。虫歯にもなりづらく、また変色もしづらく長期間清潔に保つことができます。

 

 

今までのジルコニアでは陶器のような、真っ白で白色がはっきりしているものが多かったのですが最近では透明感を出すことも可能になり、より自然な歯を再現できるようになりました💎✨

 

 

上記の症例は左上の前歯の治療を行なった患者さんのお写真となります📸長期に渡り通院いただきありがとうございました👏✨

 

 

定期的な歯科検診、クリーニングそして毎日の歯磨きにより状態の良い被せ物を維持することができ、虫歯や歯周病の予防となります。