銀歯って本当にいいの? ②
こんにちは✨
院長の長谷川です。
今年はもう1ヶ月を切ってしまいました。
早いですね。
また今日は今年1番の冷え込みだそうです。風邪やインフルなどには充分に気をつけて下さい。
さて今回は、保険診療でインレーやクラウンに使用される、金銀パラジウム合金についてのお話をします。
*保険の銀歯のメリット
1 保険適用可能:
銀歯を使った治療は保険適用が可能です。
2 丈夫な素材:
銀歯に使われる金銀パラジウム合金は丈夫な素材なので、割れたり欠けたりする可能性が低いです。
壊れる可能性が低いので安心して食事をすることができます。ただし、銀歯は使用するにつれて変形
するので注意が必要です。
*保険の銀歯のデメリット
1 銀歯の下が虫歯になりやすい:
銀歯は金属であるため、噛む力によって徐々に変形をします。また装着してから時間が経つと
接着剤(セメント)も劣化してしまい、銀歯と歯の間に隙間が生じてしまいそれが原因でまた虫歯に
なります(2次カリエス)。重症化を高くなります。
銀歯の寿命は3〜5年です。
2 見た目が目立つ:
銀歯治療をすると、非常に治療部分が目立ってしまいます。審美的にもよく有りません。
3 メタルタトゥーが出てしまう:
メタルタトゥーとは、金属が錆びて溶け出し、歯ぐきに沈着してしまうことです。
銀歯は錆びやすいため、少しずつ金属が溶け出して歯ぐきの色が変わってしまうことがあります。
4 金属アレルギーになってしまう:
銀歯の金属イオンが溶け出すと、組織や唾液を介して体内に徐々に蓄積されて、アレルギー化する可能性が
あります。
今まで症状がなくても、突然症状が出る場合があります。治療後に皮膚炎などの症状が出た場合など銀歯が
原因の可能性がありあるた注意が必要です。
5 劣化しやすい:
銀歯の寿命は3〜5年です。
劣化すると金属が溶け出し、メタルタトゥーや金属アレルギーの原因になってしまいます。
定期的なチェックが必要です。
6 歯石、歯垢が付きやすい:
合金のため銀歯の表面はどれだけ磨いても粗面になっている可能性があります。
また銀歯は金属のため静電気を発生すると言われています。その静電気に引き寄せられるように
歯垢や歯石がつきやすいと言われています。
結果、その歯石や歯垢によって虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
次回はセラミック(ジルコニア)治療のお話です。