8020運動について
こんにちは衛生士の爪川です😊
皆さんは8020と聞いて何を思い浮かべますか?
今回のテーマは8020運動【80歳になっても20本以上自分の歯を保とう】と言う運動です。
20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。
そのため、【生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように】との願いを込めてこの運動が始まりました。
楽しく充実した食生活を送り続けるには、妊産婦を含めて生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切です。
口の中には28~32本の歯が並んでいますが、1本でも喪失してしまうと次のような可能性があります。
①発声が上手くいかない・・・滑舌が悪くなりしゃべりにくくなる
②顎の骨の吸収・・・顎がやせてしまうと顔貌が変わり全身のバランスが悪くなる
③脳への刺激が伝わらない・・・脳の機能が低下し、認知症のリスクを高める
また、歯を喪失する原因として虫歯、歯周病といった口の中の感染症が原因となり歯1本喪失してしまうと次々と失って行く可能性があります。
喪失を防いでいくには定期的に歯医者に行くことで、ご自身では落としきれない部分までしっかりとクリーニングやメンテナンスを行い早期発見、早期予防をしていく必要があります。
自分自身でブラッシングを行うと歯と歯の間を含めて汚れは約50~60%除去できますが、
補助用具(フロス、歯間ブラシ、ワンタフトブラシ等)を使うことで約80~90%除去になります。
このように補助用具を使用するだけで約30%upします。
皆さんは歯ブラシ以外にどんなセルフケアグッズを使用していますか?
この30%の差を縮めるには、歯並びやお口の状態によって適した補助用具が異なるので、歯科医師や歯科衛生士と相談し、正しい補助用具を選択していきましょう。
当院では患者さま一人一人のお口に合わせてブラッシング指導(TBI)に力を入れておりますので、お気軽にご相談ください。