歯周病④ 短期集中歯周病治療が選ばれる理由 part2
こんにちは✨
院長の長谷川です。
早くコロナが落ち着いて欲しいですね。
さて当院でメイン治療でもある、インプラント、歯周病に関してシリーズで分かりやすくお話いたします。
今回は当院の歯周病治療に重要な役割を果たしているPRP(再生治療)についてご説明いたします。
・PRPとは?
PRP は Platelet-Rich Plasma を略した名称で、日本語で多血小板血漿と言います。
PRP は血小板を 濃縮して活性化したものです。血小板は、傷ついた場所(組織損傷)に集まって血を固 める働きがあります。
その際、血小板から多量の成長因子が放出されます。この成長因子は、組織の修復をうながします。
・治療に必要な量を採血
・採取した血液を遠心分離器で作成
歯周病治療の際は、歯周病菌によって損傷した歯周組織(歯茎)や歯槽骨を活性化させます。
本来の治癒過程を再現するため、自己治癒力を活性化させる治療と考えると分かりやすいと思います。
・メリット
PRPの大きな利点として、リスクが非常に低い(重篤な副作用の報告がほとんどない)ことが挙げられます。
治療には自らの血液を用いるため、拒絶反応やアレルギーの心配がなく、例えば血管内に入ったとしても詰まり(梗塞)を引き起こすことはありません。
・デメリット
現在のところ自由診療のため、治療費の負担が大きくなることです。
また、患者さんによって治療効果に個人差があります。
PRPは厚労省の認可を受けた施設のみ使用が可能です。
詳しくは厚労省のホームページをご覧ください。