歯周病と女性ホルモンについて
こんにちは。
歯科衛生士の須貝です🐰
新年明けましておめでとうございます🎍
本年も宜しくお願いいたします🙇♀️
今回のブログは、歯周病についてお話しさせていただきます🦷🪥
現在日本では、6年ごとに歯科実態調査行われており、成人約8割の方が歯周病であると言われております。
歯周病はお口の中の細菌が数を少しずつ増やし、血管の中に入りお口の中だけでなく全身の健康に関わる病気です。
毎日お口の中では細菌の侵入を防ぎ健康な状態を維持しますが、
なんらかの原因で炎症がおこり、進行していきます。歯周病の炎症は手のひら一枚ほどの大きさの火傷と同じとも言われております😱🔥
歯周病の主な原因
☞遺伝的要因/バイオフィルム(歯垢)の停滞
☞糖尿病などの持病/肥満
☞喫煙/疲労/ストレス/くいしばり
など・・・
これらの様々な状態が重なり歯周病は進行していきます。
様々な原因が重なったとしても歯周病の進行度合いは個人差があります。
男女差はあまりありませんが、
歯周病は女性ホルモンと深く関係しているといわれております。
それは、
歯周病菌の中に女性ホルモンを好む菌が存在するからです😰
女性ホルモンが増加するタイミングで、一部の歯周病菌がとても増えることがわかっています。
定期的な生理期間は女性ホルモンが増加するとともに歯周病菌が増殖し、活発に動きます。女性ホルモンの量が元に戻ると歯周病菌も落ち着きます。
妊娠中は女性ホルモンがとても増加❤️🔥
悪阻による飲食回数の増加や歯磨きがしづらいため、汚れの停滞により歯周病原菌が快適な状態となります👿
また、血管の拡張により出血しやすくなり、血液を好む歯周病菌は普段よりもっと増えてしまい歯周病が進行します。
重度の歯周病は早産や低体重児の要因となる可能性が多いようです。
また、出産したからもう大丈夫🙆♀️
・・・と思っていても産後はゆっくり過ごすことが困難😱
自分のケアなんて後回しになり、気づいたら歯磨き中に毎回出血している事もあります😢
更年期には女性ホルモンが減少し、
炎症性疾患の発症リスクや重症度が増します🚨
免疫、炎症、骨代謝、脂質代謝、糖代謝がゆっくりとなり、骨密度の低下で骨粗鬆症になりやすいことが知られております。
歯を支えている骨の力が弱まり、唾液の分泌量が減ることで細菌はどんどん増えていきます。
その結果、歯周病が進行し、口腔内のトラブルも多くなってしまいます。
📌トラブルが多くなる前から、歯周病検査やレントゲン撮影、問診で生活習慣や喫煙、全身疾患の有無を確認、歯周病の兆候を早期発見しましょう。
状態に合わせた治療やクリーニング、適切なセルフケア、生活習慣をコントロールすることで状態維持をすることができます✨
現在のお口の中の歯周病の状態や短期歯周病治療、クリーニングが気になる方はスタッフまでお尋ねくださいませ☺️