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歯周病② 歯周病と全身の病気とのつながり part1

2021年8月16日

こんにちは✨

院長の長谷川です。

当院でメイン治療でもある、インプラント、歯周病に関してシリーズで分かりやすくお話いたします。

前回から歯周病(治療)をメインにお話ししています。

 

第2回目は歯周病と全身の病気とのつながりです。

 

歯周病が全身に多くの影響を与えることは以前より細菌学的な研究で明らかになってきています。

 

また、歯周病は自覚のないまま重症化する病気なんです。

自覚症状が出てからだと、もうすでに進行している可能性があります。

 

歯周病は全身の病気(疾患)とも大きな関わりがあります。

 

 

*肺炎

高齢者の3大死亡原因である肺炎。

その大半はお口の中の細菌の繁殖が原因となっています。

 

誤嚥性肺炎は細菌が唾液と共に肺に流れ込んで生じる肺炎です。

 

高齢者の肺炎の70%以上が誤嚥に関係しています。再発を繰り返す特徴があり、それにより耐性菌が発生し抗菌薬治療に抵抗性をもつことがあります。

 

そのため優れた抗菌薬治療が開発されている現在でも治療困難なことが多く、高齢者の死亡原因となっています。

 

 

*狭心症・心筋梗塞

動脈硬化は、乱れた食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされていましたが、

他の因子として歯周病原因菌などの細菌感染があることが示唆されてきました。

 

歯周病菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)ができ、血管が詰まり細くなります。

 

また、プラークが剥がれて血の塊が出来ると血管の細いところで詰まります。

 

 

*脳梗塞

脳の血管にプラークが詰まったり、頸動脈や心臓から血の塊やプラークが飛んで来て脳血管が詰まる病気です。

 

歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易いと言われています。

 

血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療が必要であり、より重要となります。

 

続きは次回のpart2でお話いたします。

 

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