歯周病④ 短期集中歯周病治療が選ばれる理由 part3
こんにちは✨
院長の長谷川です。
秋というより、かなり寒くなってきましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
海に入るのも、段々と厳しい季節を向かえようとしてます。
さて当院でメイン治療でもある、インプラント、歯周病に関してシリーズで分かりやすくお話いたします。
今回は当院の歯周病治療に重要な役割を果たしている医療用レーザーについてご説明いたします。
無痛で治療することは、歯科の課題として研究に研究を重ねられてきました。そこで、痛くない歯科治療の最新のトレンドとして、レーザー治療についてご紹介しましょう。
ただレーザーといっても数種類あり、治療内容に適したレーザーを使い分けしないと、最良の結果は導かれません。
現在、歯科医療には以下の4種類のレーザーが利用されています。
■ 炭酸ガスレーザー
基本的にはレーザーメスとして使用されていますので、歯肉を切開に使用されています。
炭酸ガスレーザーは組織の表面で作用し、痛みがでやすいのが欠点。
■ Nd:YAGレーザー
こちらも切開などに利用されますが、光が組織の中に浸透し、組織の中で反応するのでコントロールに注意が必要です。
■ 半導体レーザー
小型化が可能なのが特徴です。
こちらもエネルギーが組織に入るタイプですので、Nd:YAGレーザーと同様の注意が必要です。
■ Er:YAGレーザー
唯一、歯を削ることが認可されたレーザーです。水を併用するので痛みの発生が最も少ないレーザーとして評価されています。生体組織の水分に対する反応が高く、発熱が少ないため、表面が黒く焦げるなど周囲の組織への影響がほとんどなく、安全性の高いレーザー装置といわれています。治療時は虫歯の部分だけを取り除くことができるため、健全な部分を多く残すことができます。また、歯だけでなく歯周病など多くの治療に用いられています。
当クリニックで使用しているレーザーが、Er:YAGレーザーです。
Er:YAGレーザーとは?
Er:YAGレーザーの5つの特徴
1. 痛みの少ない歯周病治療が可能
2. 身体組織への負担の少ない歯周病治療が可能
3. 歯周病などの治癒が早い
Er:YAGレーザーの歯周病への5つの効果
1. 歯肉縁下歯石の除去
2. 歯周ポケット内の殺菌
3. エンドトキシンの無毒化
細菌を物理的に取り除いても歯の根の表面や歯肉には毒が残ってしまいますが、Er:YAGレーザーで歯周病菌を殺菌すれば、エンドトキシンの無毒化も同時に行うことができます。
4. バイオフィルムの破壊
5. 歯周外科処置における不良肉芽除去
歯周病治療では状況に応じてこの不良肉芽を切除し、正常な状態へと近づけます。その際、歯肉の切除をEr:YAGレーザーで行えば、周囲の組織へのダメージも小さく、また治癒促進効果によって傷の治りが早いため、審美的にも優れた仕上りになります。
Er:YAGレーザーは歯周病以外の治療でも対応しております。
初期の虫歯、知覚過敏、歯茎の色素沈着などの治療でも対応可能です。
当クリニックにお気軽にご相談ください。